50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が小学校で行われ、当時の生徒たちが書いた未来予想図が現在の生徒たちに配られた。MITの宇宙物理学者ジョン(ニコラス・ケイジ)の一人息子ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)も、ルシンダという名前が書かれた封筒を受け取るが、その中身は、子供が書いたとは思えない不可解な数字の羅列が書かれたものだった。ジョンはその数字にある法則があることに気づく。そこには、さまざまな災害や事故の起こった日付や死者の数が書かれていたのだ。しかも、数字は未来に起こる事故や災害も暗示しており、何とか事故を未然に防ぐことはできないものかと、ジョンは暗示された場所の一つに向かう。現場ではすでに玉突き事故が発生、やはり数字が示すとおりなのかと思いきや、死者はゼロであるという。やはり偶然の一致に過ぎないのか、と安堵したのつかの間、ジョンの目の前を旅客機が墜落、炎上していくのだった・・・。
謎の数字の羅列にこめられた暗号を読み解くくだりに始まり、地球規模の恐るべき災厄が近づいてきていることを、抑制を効かせつつも緊張感ある演出で描写。よくあるハリウッド映画のように、派手なシーンのつるべ落としでないのはちょっと意外でしたが、個人的には、じっくりと登場人物の心の機微を感じられるこういう演出のほうが好きですね。危機に陥ったときにこそ見えてくる本当の家族の絆も意外にしっとりと描かれていて、ニコラス・ケイジ演ずる主人公の、息子に対する想いがよく伝わってきます。ニコラス・ケイジの顔がいつも泣きそうに見えなくもないので(笑)、より効果的ってこともあるかも。
もちろん、災害が発生するシーンはハリウッドクオリティのリアルかつ迫力あふれる描写で観客の目をスクリーンに釘付けにしてくれます。最初の災害シーンである旅客機の墜落などは、墜落して爆発炎上、たまたま近くに居合わせた主人公が生存者の救出のために現場に駆け寄るまでをワンカットで見せてくれます。火達磨になった乗客が走ってくるなどの衝撃的な描写に息を呑むこと請け合いです。
問題は、オチなんですよ、オチ。途中からなぞめいた人間が主人公たちの前に現れるんですが、それがねえ・・・。あれは反則技じゃないんでしょうか。とにかく、何か希望が持てるラストにしたかったんでしょうが、もう少し別の方法を模索してもよかったんじゃないのという気がするし、でも一方で、あれくらいのものを持ち出さなければどうにも収拾がつかないというのもわかるし・・・。あなたは、どう思うでしょうか、あのオチを。
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