今日は、大人気シリーズの完結編『トイ・ストーリー3』についてです。 ちょっとだけ、ネタバレ有りですのでご注意ください。
カウボーイ人形のウッディ(声:トム・ハンクス)は、ご主人様のアンディの一番のお気に入りだった。だが、アンディはもうすぐ大学に進学するためにこの家を出て行くことに・・・。そんなある日、ウッディたちは何かの手違いでサニーサイドと呼ばれる保育園に寄付されてしまう。新しい住処を得て、大喜びのバズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン)ら仲間たち。ウッディは「アンディを信じろ」と彼らを説得するが、誰も聞く耳を持たない。だがそこは、おもちゃを破壊しまくる凶暴な幼児たちが集まる、おもちゃにとっての地獄だったのだ・・・。アンディの家を目指して1人脱出に成功したウッディだったが、仲間たちに危険が迫っていることを知る。はたしてウッディは仲間たちを救出することができるのか?そして、戻る場所を無くした彼らを待ち受けていた、予想もできない〈運命〉とは・・・?。
世界に3DCGアニメの可能性を知らしめた傑作『トイ・ストーリー』の第3弾がいよいよ登場しました。前作『トイ・ストーリー2』から、もう10年。今回は、ウッディやバズの持ち主である男の子アンディが17歳となって大学進学が決定し、もうおもちゃでは遊ばなくなっているという設定。この、現実の世界と同じ10年の時間が経過しているという設定がうまい。観客自身も、アンディと同じだけ歳をとっているので、特にアンディと同世代の若者の心には訴えかけるものがあるでしょうね、これは。ちなみにアメリカではアンディと同世代の大学生を対象に試写会を開き、感想をブログなどに書いてもらうという宣伝戦略をとったそうですよ。
アニメーションならではのアクションやギャグなど、見所は盛り沢山なんですが、やはりそのストーリーの素晴らしさは特筆に値しますね。どんなに愛しあい、信頼しあうもの同士の間であっても、いつか、必ず別れの時が来る・・・。大人であってもなかなか認めたくない現実をしっかりと織り込んだ、子供に変に媚びを売らず、作り手の信念が感じられる骨太な内容に心を動かされっぱなしでした。アンディとウッディ、二人の悲しいけれど前向きな別れの決意に暖かな涙が溢れてくること必至。これから鑑賞予定の方は絶対にハンカチが必須です。
ほとんど完璧ともいえる作品ではあるのですが、過去の作品と比べるとややご都合主義的かなと感じる部分もありました。カバン?の中から唐突にトルティーヤが出てきたりするところは、「えっ、なぜ、そんなところに食べ物が?」と頭の中にクェスチョンマークが浮かんだのは私だけ?
ピクサーとディズニーのあつれきや、ジョン・ラセターではなく、若手のリー・アンクリッチがメガホンをとること、さらにディズニーによるピクサー買収後に発表された企画が続編ものばかりということが批判され、当初はその作品の完成度に対して懐疑的な目を向けられていた本作。しかし、様々な紆余曲折を経て公開されてみれば、シリーズの完結を飾るにふさわしい素晴らしい作品に仕上がっており、アメリカでは公開前の批判的な意見をことごとく吹き飛ばしてしまいました。もちろん、おすすめの作品です。いや、私ごときがすすめるまでもなく、多くの人達が劇場に足を運んでいるのは皆さんもご存知のとおり。未鑑賞の方もお早めに劇場へGO!
公式サイト
http://www.disney.co.jp/toystory/
満足度:★★★★☆と半分(5★満点)
シリーズサントラ、シリーズBlu-ray
書籍
おもちゃ
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