そもそも「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが家族とディズニーランドに遊びに行って「カリブの海賊」に乗っているときに思いついたという、「ずいぶん安易だな、おい(笑)」とツッコミを入れたくなるような企画だったわけですが、そこに莫大な予算を投入し大ヒット映画にしてしまったという、まさに「見るテーマパーク」というべき作品でした。本作ではこの「テーマパークぶり」が大幅にパワーアップ。
ジョニー・デップのクネクネ演技は今回も冴えてます(笑)。ジャック・スパロウの動きがハンナ・バーベラのアニメ(「トムとジェリー」とか)みたいで、しまいには岩とかに押しつぶされて、ぺったんこになって風に吹かれてヒラヒラ・・・なんてことになるんじゃないかと思ってしまいました(笑)。
オーランド・ブルームも負けてはいません。転がる水車の上での剣戟など、見せ場がたっぷり用意されていますのでファンの方はお楽しみに。でもこういう場面でもしっかりジョニー・デップが絡んできて、おいしいところを持っていっているような気もしますが(笑)、まあ、仕方がないな。だってジョニー・デップはいい味出してますからね。
そして、今回の悪役であるデイビー・ジョーンズとその部下たちも、全身海産物でできているというなんともキャラの濃い方たちです(笑)。また、巨大なタコ(?)の怪物クラーケンも迫力満点、これがもう本物が存在しているとしか思えません。ジェリー・ブラッカイマーがお金をかけてどっかで飼ってたりして(笑)。こういった異形のものたちが本当に存在しているかのように思えてしまう、ハリウッドの特殊メイクや特殊効果のレベルの高さを改めて見せつけられた思いがします。
そして驚かされたのがクライマックスですよ。いや、あんな終わり方するとは思わなかったなあ、あの人も出てくるしびっくりですよほんとに。
来年の5月26日には第3弾「パイレーツ・オブ・カリビアン/アット・ワールズ・エンド」の公開も決定、しかも時差の関係で日本では5月25日、世界で一番早く公開されることに。なおパート3にはチョウ・ユンファ、ローリング・ストーンズのメンバーであり、ジョニー・デップがジャック・スパロウのキャラクター作りの参考にしたというキース・リチャーズがジャックの父親役で登場。しかも、ブラッカイマーは前6部作にする構想も練っているというから、海賊の勢いは当分止まりそうにありません。何はともあれ、今年の夏1番のエンターテイメント大作をお見逃しないように。
公式サイト
http://www.disney.co.jp/pirates/
2007年2月26日追記:本作がアカデミー賞視覚効果賞を受賞!
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