以前は、アメコミヒーローの中で一番有名であったといっても過言ではないスーパーマン。1979年に故・クリストファー・リーブ主演、リチャード・ドナー監督で制作された作品は日本でも大ヒット。その後シリーズ化されパート4まで制作されました。しかし、シリーズは徐々に先細りとなり、スパイダーマンやバットマンなどその他のヒーローが次々と実写化されてヒットを飛ばす中、気がついてみれば一番影が薄い存在に・・・。
しかし、長年のリメイク企画がついに実現、今回新生スーパーマンがスクリーンに帰ってくることになりました。今回は以前制作された4作品のうち、パート3、4を無かったことにして、特に人気の高いパート1、2に続く物語として制作。ですから実際にはリメイクというよりは続編的意味合いの強い作品になっています。
監督は、「ユージュアル・サスペクツ」や近年では「X-メン」でおなじみのブライアン・シンガー。「X-メン」最新作の監督を降板して、本作の監督を担当することに。ちなみに、本作の監督候補に挙がっていたブレット・ラトナーが「X-メン」の監督をつとめているのはなんとも皮肉めいた展開で面白いものです。この辺のややこしい話の詳細はリンク先で。http://www.eiga.com/special/supermanreturns/index.shtml
主演に大抜擢された無名の新人、ブランドン・ラウスが素晴らしいですね。亡きクリストファー・リーブの雰囲気を持ちつつも、今風の健康的な美男子って感じで、まさにスーパーマンにぴったり。科学オタクで貧乏なクモ青年(笑)や、大金持ちだがよなよなコウモリの格好で悪人をぶちのめす事に快感を覚える変人(笑)とは違う、スーパーマンの持つストレートなヒーローとしての魅力を見事に体現しています。おすぎさんも大絶賛してたなあ(笑)。でもこれもおすぎさんが言っていたけれど、この役以外ではこの後いい役を演じる機会がなさそうなのが(涙)。まあそれくらい、今回の役柄のインパクトが強いってことでもあるんだけれど・・・。ほかのキャラクターでは、やはりケビン・スペイシー演じるレックス・ルーサーをあげておきたいです。その頭脳を駆使してとんでもない悪事を企てつつ、なんともいえないユーモアと気品を漂わせるこのキャラを、ジーン・ハックマンから見事に引き継いでいますよ。
どんなアメコミヒーローよりもすごい、まさに”超人”的パワーの数々は当然最新のVFXで表現され、迫力満点。特にスーパーマン最大の特徴でもある飛行シーンに関しては今までに無いスピード感にあふれていて、まさに「弾よりも速く」なシーンもあり。ドラマ部分も、ロイス・レインとの恋の行方、彼女が未婚の母になっていることへの戸惑いなど、今までのスーパーマンに比べ人間的な苦悩が描かれていて、物語に深みを与えています。クライマックスで明らかになる意外な事実にも注目。
迫力満点のアクションシーン、程よい深みをたたえたドラマと隙の無い完成度の高さで、夏後半の映画シーンの中ではやっぱり一番のお勧め作品といえそうです。旧作を知っている人もそうでない人も、ぜひ劇場でこの面白さを堪能していただきたいと思います。
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/supermanreturns/
関連サイト
http://event.entertainment.msn.co.jp/supermanreturns/
関連情報
本作でブレイクしたブランドン・ラウス、婚約してしまいました。
出展:Yahoo!「新スーパーマン、ブランドン・ラウス婚約!」
当然のように続編が企画されているのですが、本作だけでもかなりの予算がかかったため、製作のワーナーがゴーサインを出すのをためらっているとのこと。
出展:eiga.com「「スーパーマン・リターンズ」続編、製作ピンチ」
現在、メルシャン品川IMAXシアターでは本作を3Dで上映中。2時間34分のうち、シンガー監督自身が選んだアクションシーン、トータル20分を3D化しています。自分も今回ここで観賞しましたが、そもそもスクリーンが非常に大きいので普通のシーンでも大迫力で楽しめますよ。品川のみの上映ということで、見られる人は限られてしまうと思いますが、機会があればぜひIMAXシアターの迫力を体感してください。
http://wwws.warnerbros.co.jp/supermanreturns/news/imax.html
関連商品
一応、旧作を知らなくても楽しめるように作られていますが、やはり1,2作目は見ておいたほうがよいでしょう。
音楽はブライアン・シンガー作品常連のジョン・オットマンが担当。
ブライアン・シンガー作品
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