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2011年10月25日

キャプテン・アメリカ/ファースト・アヴェンジャー

今日は『キャプテン・アメリカ/ファースト・アヴェンジャー』についてです。

1941年、世界は第2次世界大戦の暗雲に包まれていた。ニューヨークに住む青年スティーヴ(クリス・エヴァンス)は人一倍正義感にあふれていたが、病弱なため兵士として不適格とされてしまう。だが、軍医のアースキン博士(スタンリー・トゥッチ)に見初められた彼は、『スーパーソルジャー計画』に志願することとなる。アースキンと共に計画を推進してきたフィリップス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)はもやしのような身体のスティーヴを候補に挙げたことに反対するが、アースキンは、たとえ身体は貧弱でもスティーヴの中には純粋な心と本物の勇気があることを確信していたのだった。

いよいよ計画は実行にうつされ、「超人血清」を打たれたスティーヴは筋骨隆々の肉体に変貌。パワー、スピード、跳躍力等、全てが常人を超えた力を手に入れることに成功する。しかし、実験場に紛れ込んでいたスパイによってアースキンが殺されてしまう。スティーヴは逃走する暗殺者をスーパーパワーを駆使して追跡、捕まえることに成功するが、暗殺者は「自分は一人目の敵で、首を切り落としても2つ生える」という伝説上の動物ヒドラになぞらえた不気味な言葉を残し死んでいく。

スパイを送り込んできたのはナチス・ドイツの化学部門ヒドラ党。アースキン博士は元はドイツの科学者であり、ヒドラ党の幹部ヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィービング)を実験台に超人血清を使用したが、それが原因でシュミットの邪悪は心はさらに増幅され、怪人レッド・スカルとなってしまったのだった。

アースキンの死亡により、スーパーソルジャー計画は凍結。いくらスティーヴにスーパーパワーがあってもたった一人では戦局を覆すことなどできないと判断されてしまう。行き場を失った彼に待っていたのは、星条旗をモチーフにした派手なコスチュームに身を包んだキャラクター「キャプテン・アメリカ」として、戦意高揚のために各地を回ることだった。たちまち女性やこどもたちの人気者となるスティーヴ。だがある軍事キャンプを慰問に訪れたところ、盛大なブーイングを浴びせられてしまう。いくら世間で人気があったところで、本当に戦場で戦っている兵士から見ればスティーヴは偽物のヒーロー、ただの道化にすぎないのだった。これまでの自分の活動を振り返り、自問自答するスティーヴ。そこに、親友のバッキーが所属する107連隊が全滅、多数の捕虜が出たという知らせが入る。居ても立ってもいられなくなった彼は、計画当初から彼の面倒を見てくれていた女将校ペギー(ヘイリー・アトウェル)らの「実戦経験がなく、一人では死ぬだけだ」という静止を振り切り、たった一人で捕虜救出に向かうのだった…。


『スパイダーマン』や『アイアンマン』などで知られるアメリカのコミック出版社、マーベル・コミックの人気作品を映画化したのが本作『キャプテン・アメリカ/ファースト・アヴェンジャー』です。

身体は小柄で虚弱体質、でもその心は人一倍正義感に燃えている!そんな主人公がスーパーソルジャー計画に参加し、筋肉ムキムキの超マッチョに肉体改造されてしまうのが面白いなあ。アメリカの持つ、正義を信じるいい意味での青臭さと純粋さが凝縮されたような、ヒーローになるべくして生まれてきた男が本作の主人公スティーヴ・ロジャースなんですな。

ただ、すごい肉体を手に入れたとはいえ、これといった特殊能力もなければすごい武器も持っていないキャプテン・アメリカ。超合金ヴィブラニウムでできた盾ひとつで敵に立ち向かわなければなりません。そんな彼にとって武器といえるものは、彼が持つ正義感と、共に戦ってくれる仲間たち。後に『アヴェンジャーズ』として共に戦うヒーローたちと比べても、等身大のヒーローであるところがキャプテン・アメリカ最大の魅力といえます。

また本作は来年夏の公開が予定されている『アヴェンジャーズ』に登場するヒーローの最後のお披露目作品ということで、他のヒーローとのリンクを示唆する設定が非常に多く盛り込まれているのも特徴。例えば、悪の組織ヒドラが使うスーパーパワーの源コズミックキューブは『マイティ・ソー』と関連があり、スーパーソルジャー計画を指揮する科学者の一人が『アイアンマン』の主人公トニー・スタークの父親ハワード・スターク、そして盾の素材ヴィブラニウムは『アイアンマン2』で新型リアクターのコアに使われるなど、ファンならば、「なるほど!」と頷かされる数々の繋がりが明かされるのが楽しいですね。ただこれは痛し痒しの部分もあるように思いました。というのも、あまりにも他の作品との関連を強調したため、『アヴェンジャーズ』に向けての壮大な予告編もしくは、予習、復習のための映画という感じがしてしまうんですよ。しかも、ラストシーンは『アヴェンジャーズ』直結の内容になっていますからね。

本作に弱点があるとすれば、キャラクターの設定などから、何やらアメリカにのみ都合のいいヒーローのように思えてしまうという点でしょう。名前もズバリ、「キャプテン・アメリカ」っていうくらいだし。しかし、その辺は作り手たちもよくわかっており、例えばタイトルを『キャプテン・アメリカ/ファースト・アヴェンジャー』とし、アメリカに対して複雑な感情を持っている国では『ファースト・アヴェンジャー』のみを使用するといった工夫を凝らし、アメリカ万歳的な印象を薄めようとしているのです。

なにぶん日本では馴染みのないヒーローなので、案の定興業的にはちょっと苦戦しているようですが、主人公誕生の物語なので、予備知識がなくても楽しめるようになっています。是非劇場で迫力満点のアクションを堪能していただきたいと思います。

満足度:★★★☆☆と半分(5★満点)

公式サイト
http://www.captain-america.jp/

左からDVD、DVD+Blu-ray、3D対応版、Amazon限定3Dスーパーセット スチールブック仕様

CDサントラ、iTunesダウンロード版サントラ

コミック

フィギュア

ジョー・ジョンストン監督作品



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posted by 支配人見習い1号 at 00:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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