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2016年01月19日

クリード チャンプを継ぐ男

今日は『クリード チャンプを継ぐ男』についてです。

当初ロッキーの新作が製作されることを知った時は、2006年公開の『ロッキー・ザ・ファイナル』がなかなか良かったし、これでロッキーの物語も綺麗に完結したなという印象があったので、あんまりいい気持ちはしませんでした。しかし、ロッキー自身が主人公ではなく、ライバルであり親友だったアポロの息子が主人公であるということを知って、なかなか面白い設定だなと興味を抱いたのですが、実際に鑑賞してみたら、もうこれが素晴らしかった!

ロッキーのライバルにして親友のアポロ・クリード。ロシアのボクサー、ドラコとの戦いで命を落とした彼には、実は愛人との間にできた隠し子アドニスがいた。父親の顔を知らない彼は、母親の死後生活が荒れ、少年院に入所していた。しかし、そこにアポロの本妻、メアリーが現れ、彼を養子として引き取る。恵まれた環境の中で成人したアドニスは、今や証券会社の若きエリートとなっていた。しかし、彼の中に流れるアポロの血が、アドニスをボクサーの道へと駆り立てていく。会社を辞職した彼はフィラデルフィアに移り住み、父の親友ロッキーの元を訪れ、自分を訓練してくれるよう説得。ロッキーは亡き親友の息子とともに、再びボクシングの世界へと帰ってくるのだった。

あのアポロに隠し子がいた、という設定がまずお見事としか言いようがありません。もちろん、誰か新人のボクサーを設定し、彼がロッキーに教えを請うということでも話は成立するでしょう。しかし、そこにロッキーの亡き親友の息子という設定が加わることで、より一層感動的な物語へと昇華することに成功しています。妻が死に、息子も“ロッキーの息子”という重圧に負けて恋人とともにカナダへと去り、今では妻の名前をつけたイタリア料理の店だけが唯一の心の拠り所となったロッキーと、父親の顔を知らずに育った青年が、ボクシングを通してまるで本当の親子のように絆を深めていく物語は決して斬新ではないけれど、やっぱり泣けます。

1ラウンドをまるまるワンカットで撮影することで、あたかも観客がレフェリーになってリングに上がっているかのような臨場感を出すなど、ただの懐古趣味に陥らず新たな演出スタイルも盛り込んでいるのもいいですね。クライマックスのいいところでおなじみのロッキーのテーマが流れるのもキター!って感じで気持ちが高揚すること間違いなし。

監督・脚本を務めたのは、2009年の元日に喧嘩をふっかけられた黒人青年が警官に射殺された事件を映画化した『フルートベール駅で』で注目を集めたライアン・クーグラー。てっきり、『フルートベール駅で』で注目されたために本作の仕事が回ってきたのかとおもいきや、なんと本作、ライアン監督の持ち込み企画なんですね。しかも、『フルートベール駅で』が製作される前に、アイデアをスタローンに話す機会があって企画が始動しているというのだからすごいです。しかもまだ29歳!これからの活躍も楽しみですね。

日本では苦戦しているようですが、見逃がもったいない素晴らしい作品です。是非劇場のスクリーンで鑑賞して欲しいですね。もちろんハンカチ必須ですよ。

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/creed/index.html

サントラ(CD版、ダウンロード版)、シリーズコレクション(Blu-ray版、DVD版)

ライアン・クーグラー監督作品(DVD版、インスタントビデオ版)

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posted by 支配人見習い1号 at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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