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2016年02月11日

クリムゾン・ピーク

今日は『クリムゾン・ピーク』についてです。多少ネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。

20世紀初頭のアメリカ、ニューヨーク。女流作家のイーディス・カッシングは子供の頃から死者の魂と通じあえるという不思議な力を持っていた。そんな彼女には一つ、ずっと気がかりなことがあった。それは幼いころ、死んだ母親の霊が彼女の前に現れ「クリムゾン・ピークに気をつけなさい」という言葉を残していったことだった。そんな彼女に二人の求婚者が現れる。一人は幼なじみの医師、アラン・マクマイケル。もう一人はイギリスからやって来た青年トーマス・シャープ。父親が謎の死を遂げた後、イーディスはトーマスの思いを受け入れ、彼と結婚。トーマスの故郷イギリスに渡り、彼と彼の姉ルシールと生活することに。だが、彼女はそこで驚くべきことを知ることとなる。ルシールの豪華な屋敷が立つ辺鄙な丘陵地帯は、冬になると白い雪に赤い粘土の色素が染みだして真っ赤に染まり、周囲の人々からクリムゾン・ピークと呼ばれていたのだ。

前作『パシフィック・リム』では、日本の怪獣映画やロボットアニメに対する溢れんばかりの思いをハリウッドの予算と技術力を使い見事に具現化してみせたギレルモ・デル・トロ監督。そんな監督が今回題材に選んだのはこれまた監督が大好きなホラー&ファンタジーの世界。

ゴシック様式の屋敷をはじめとする舞台美術や衣装など、ビジュアル面は非常に素晴らしかった。骨格標本の表面を真っ赤な血が滴っているかのような幽霊のデザインも、なかなか面白いです。創作ノートが書籍となって発売されるくらいデザインについて確固たる信念を持つ監督らしさがあると思います。

一方、ストーリーとなると、ちょっと拍子抜けしてしまいました。メインキャストの3人に、幽霊がどう関わってくるのかとワクワクしながら見ていたんですが、幽霊が見えるのはイーディスだけで、しかも幽霊は彼女に警告を与えにやってくる存在で、襲ってくるわけではありません。正直なところ、幽霊がいなくても物語は成立するんですよね、本作の場合。まあ、幽霊が事件の被害者であるという設定などは、異形の者やそういった存在が抱える悲しみに惹かれるデル・トロ監督らしいテイストではあるんですけど。ある秘密を抱えた姉弟のサイコスリラーとしての部分もそれはそれで面白かったので、できればサイコスリラーとゴーストストーリーを一本に盛り込まず、別々の作品として作るわけにいかなかったのかなあという気がしてしまう作品でした。

公式サイト
http://crimsonpeak.jp/

ギレルモ・デル・トロ監督作品


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posted by 支配人見習い1号 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 (カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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