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2008年05月25日

ハンティング・パーティ

今日は、リチャード・ギア主演最新作「ハンティング・パーティ」を見てきました。

敏腕戦場リポーター、サイモン(リチャード・ギア)はボスニア紛争のレポート中にキレてしまう。それが原因でクビになった彼は表舞台から姿を消した・・・。数年後、紛争が終わりながらも、未だ民族間のわだかまりが残るサラエボに、かつてサイモンとともに世界の紛争地域を取材したカメラマン、ダック(テレンス・ハワード)の姿があった。今やテレビ局のスタジオカメラマンとして高給を取り、自ら取材などすることのないダック。今回も、紛争から数年後の様子を取材にきたキャスターに同行しただけですぐにもこの地を発つつもりであった。しかし、彼の前に意外な人物が姿を現した。サイモンである。彼は、かつて紛争で暗躍した戦争犯罪人フォックスの居場所に関する情報を持っており、ダックとともに、彼にインタビューを敢行したいというのだ。半信半疑ながらも、サイモンの話に乗ってみることにするダック。さらに、コネ入社の若手プロデューサー、ベン(ジェシー・アイゼンバーグ)も仲間に加わって、危険な“狐狩り”が開始された。

本作は、エスクァイア誌に掲載された実話をベースとした痛快なサスペンスアクション。3人のジャーナリストがCIAや国連を出し抜き、以前逃亡中の戦争犯罪人を追跡してゆく様をスリリングかつ、ブラックユーモアを交えて映像化。未だ戦争犯罪人を捕まえることのできない国連や国際社会へ痛烈な皮肉をかましてくれます。冒頭、「まさかと思う部分が真実である」とスクリーンに表示されるのですが、確かに「いくらなんでもそんなことないだろう、これは映画用の脚色だな」と思ってしまうブラックな笑いを呼び起こす部分が、エンディングの種明かしで意外に真実だったりすることわかってびっくりしますよ。

しかし、現実の世界ではなかなか映画の中のようにはいかないもの。実際の戦争犯罪者であるラドヴァン・カラジッチは未だ逃走中、また、劇中でも示唆されているように、セルビア人側だけでなく、クロアチア人やボシュニャク人側も虐殺行為を行ったという事実もあるし、未だ多くのわだかまりが各民族間に残っていることも忘れてはいけないことでしょう。映画自体が痛快でおもしろいだけに、かえって現実の残酷さ、厳しさが浮かび上がってくる、そんな作品でした。

公式サイト
http://www.huntingparty.jp/

2008年7月22日追記
本作に登場する戦争犯罪人フォックスのモデルとなった ラドヴァン・カラジッチが拘束されました。
ボスニア内戦の戦犯・カラジッチ被告、セルビア国内で拘束(読売新聞) - Yahoo!ニュース

ノベライズ

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posted by 支配人見習い1号 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 (ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「ハンティング・パーティ」
Excerpt: 「ハンティング・パーティ」、観ました。リチャード・ギアとテレンス・ハワード主演のボスニア紛争にまつわる社会派サスペンス。まあ...
Weblog: クマの巣
Tracked: 2008-06-01 20:08
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